MODEL FOCUS
JACQUES MARIE MAGELECLAIRデザインの特徴と
カラー比較

JACQUES MARIE MAGEの「LECLAIR」が、カラーを見比べて選べるラインナップで揃いました。1950年代を思わせるウェリントンの形と、立体的なカット、カラーごとの違いをご紹介します。
01 / ABOUT JACQUES MARIE MAGE
JACQUES MARIE MAGEについて

ジェローム・マージュ
Image: JACQUES MARIE MAGE
ブランド解説記事を読む →
02 / BACKGROUND
2024年の新作として登場したLECLAIR
LECLAIRは、2024年の新作として紹介されたモデルです。同年6月には国内の正規取扱店で入荷が案内されており、1950年代のヴィンテージアイウェアを思わせる、小ぶりなウェリントンとして紹介されています。3
ブランド公式でも、1950年代に着想を得たシャープなウェリントンと説明されています。上部の線をはっきり見せながら、下側はやや絞られ、角には丸みが残る形。輪郭は明快ですが、直線だけで構成された硬い表情ではありません。2
名称は、18世紀フランスのヴァイオリニスト、ジャン=マリー・ルクレールに由来すると国内取扱店で紹介されています。名前の背景にあるのはフランスの音楽家、形の着想にあるのは1950年代の眼鏡です。3
03 / DESIGN & DETAILS
LECLAIRの立体感をつくる細部
レンズの周りを縁取る、テレビジョンカット
LECLAIRで注目したいのが、レンズ周囲の「テレビジョンカット」です。レンズへ向かって斜めに落とし込んだ面が、外側の輪郭とは別にもう一段の縁をつくっています。古いテレビの画面を囲む枠を思わせる、奥行きのある仕上げです。3
正面ではレンズが少し奥に収まって見え、斜めからはカット面に光が当たります。平らな正面だけで見せるフレームに比べ、縁の明るい部分と影になる部分が分かれるため、小さな面積の中でも立体感がはっきりします。
太さだけで印象を強めるのではなく、削る面の角度でも表情をつくっているところが、このモデルの見どころです。透明感のあるDusty Jadeは、カット面に入る光と生地の厚みをあわせて楽しめます。


10mm厚の生地を削り出したフロント
フロントの素材には、10mm厚のアセテート生地を使用しています。これは削り出す前の生地の厚みであり、完成したフレーム全体が一様に10mmという意味ではありません。2
正面の輪郭を整え、レンズ周りを削り込みながら、側面には厚みを残す。その違いが、LECLAIRの形を立体的に見せています。上から、横から、そして斜めから見ると、正面写真だけではわからないボリュームが見えてきます。
磨かれた面の艶も重要です。光を強く返すエッジと、厚みが感じられる側面。その違いによって、Dusty Jadeの透明感とフロントの立体感が引き立ちます。

矢じり型の飾りと、5枚蝶番
フロント両端には、JMMを象徴する矢じり型の飾りを配置。横からはテンプルの小さなリベットが見え、内側にはオリジナルの5枚蝶番が収まります。2
5枚蝶番とは、フロント側とテンプル側の部品が交互に組み合わさる、5つの筒状部分を持った開閉構造のこと。LECLAIRでは、蝶番そのものの形や表面にも細かな意匠が施されています。
正面では控えめに、横や内側では少し詳しく見える。この配置によって、日常の装いに合わせやすい形と、手に取って眺めたくなる細部が両立しています。
芯金の見せ方も、カラーで変わる
テンプル内部に通した金属の芯「芯金」も、JMMのデザインを特徴づける要素です。生地の透明度や重ね方によって、その見え方は変わります。2,5
Dusty Jadeでは、透明感のある生地を通して芯金を楽しめます。フレームそのものの色に加え、内側に収めた金属パーツも、横顔の印象をつくる要素になっています。
同じLECLAIRでも、カラーによって色合いだけでなく、芯金の見え方や生地とのコントラストが変わります。正面の印象と一緒に、横からの見え方も比べてみてください。

04 / SIZE & PROPORTION
45mmのレンズと、26mmのブリッジ
LECLAIRのサイズ表記は「45□26-148」。レンズ幅は45mmと小ぶりですが、左右のレンズ間にあたるブリッジ幅を26mmと広めに取っています。公式のフレーム全幅は140mmです。2
LECLAIRの基本寸法
- レンズ幅
- 45mm
- ブリッジ幅
- 26mm
- テンプル長
- 148mm
- フレーム全幅
- 140mm
- レンズの縦幅
- 36mm
ブランド公式のモデル寸法。レンズ幅だけで掛け心地は決まりません。フレーム全体の幅やテンプルの開き、鼻への収まりも合わせてご確認ください。
この組み合わせによって、レンズ周りをコンパクトにまとめながら、フロント全体には横幅が確保されています。「小ぶりなレンズの眼鏡」と「顔幅の狭い人だけに向く眼鏡」は、必ずしも同じではありません。
選ぶ際は、正面からの見え方に加え、こめかみへの当たり方や鼻元の位置も確認したいところ。小さめのレンズシェイプが好きな方も、大きなサングラスとは違うバランスでJMMを掛けたい方も、数字だけで決めずに試していただきたいモデルです。
05 / COLOR COMPARISON
カラーで変わるLECLAIRの印象
温かみのあるべっこう柄のBreccia、透明感を楽しめるDusty Jade、黒と金属装飾の対比が印象的なBlack Mirror。形は同じでも、生地の色と透け方が変わると、目元や横顔の印象も変わります。
COLOR / 01
Breccia
LECLAIR col.Breccia | 45□26-148
ブラウンの濃淡に、淡いブラウンレンズ
Brecciaは、ブラウンの濃淡と透明感を楽しめるべっこう柄です。光を通す部分と色の深い部分が重なり、厚みのある生地の中に奥行きが生まれます。
単色の黒とは違い、柄の濃淡がフロントの輪郭に柔らかさを添えます。ブリッジや幅のあるテンプルでは、生地の柄と立体的なカットを一緒に楽しめます。
当店でご紹介するBrecciaは、ごく淡いブラウンの「SUPERLIGHT BROWN」レンズ仕様。目元が透ける濃さなので、フレームの存在感は残しながら、濃いサングラスとは異なる穏やかな表情で掛けられます。
フレームとレンズをブラウン系でまとめた、穏やかな組み合わせも魅力です。白いシャツや生成りのニットには自然に馴染み、ネイビーのジャケットにはべっこう柄がさりげないアクセントになります。
黒いフレームほど強く見せたくない方や、普段の服に温かみを加えたい方に。柄そのものを楽しみながら、日常の装いにも取り入れやすいカラーです。
LECLAIR col.Brecciaの写真・詳細を見るCOLOR / 02
DUSTY JADE
LECLAIR col.DUSTY JADE | 45□26-148
くすみのある透明色で、輪郭をやわらげる
Dusty Jadeは、スモーキーなクリアグレーを基調とし、見え方によっては茶系のニュアンスも感じられるカラーです。鮮やかな色を足すのではなく、透明感とわずかな色味で表情を変えるところに魅力があります。
LECLAIRのように厚みとカットのあるフレームでは、生地が光を通すことで、輪郭の印象が変わります。縁の厚い部分は色が深く見え、薄く削られた部分には明るさが出る。形を弱めずに、単色の黒ほど強いコントラストをつくらない選び方です。
グレーのスウェットやネイビーのシャツなど、落ち着いた色の服に合わせれば、色数を増やさずに質感の違いを楽しめます。ベージュやブラウン系の服と組み合わせて、暖かみのある色の見え方を確かめるのもおすすめです。
太いフレームは好きでも、目元をくっきり囲みすぎたくない方に。黒ともべっこう柄とも違う一本を探しているときに、候補に入れたいカラーです。
LECLAIR col.DUSTY JADEの写真・詳細を見るCOLOR / 03
BLACK MIRROR
LECLAIR col.BLACK MIRROR | 45□26-148
正面の黒と、横から見える金属装飾
Black Mirrorは、艶のあるブラックを基本に、横顔で金属装飾を楽しめるカラーです。正面ではLECLAIRのウェリントンシェイプがはっきり表れ、レンズ周りのカットに入る光も際立ちます。2,5
特徴的なのはテンプルの構成。公式仕様では、内側にブラック、外側にクリアなアセテートを重ねています。その透明な層を通して、シルバートーンの装飾芯金が見える仕上がりです。5
生地の柄や色を前面に出すBrecciaに対し、Black Mirrorは黒い面と金属の線を対比させるデザイン。正面からは取り入れやすい黒縁に見え、少し横を向くと細部の違いが伝わります。
モノトーンの服や、濃いネイビーのジャケットにも合わせやすい組み合わせです。アクセサリーを控えめにして、眼鏡の金属装飾をひとつのポイントにする掛け方もおすすめ。黒縁が好きで、側面のつくりにもこだわりたい方に向いています。
LECLAIR col.BLACK MIRRORの写真・詳細を見る06 / CHOOSING YOUR LECLAIR
LECLAIRの選び方
選ぶときは、まず正面の輪郭をどのくらいはっきり見せたいかを考えてみてください。次に、横から見た生地の柄や金属装飾を比べると、それぞれの違いがわかりやすくなります。
Breccia
暖かいブラウンの濃淡を楽しみたい方に。今回の淡いブラウンレンズは、目元の見える穏やかな印象です。
Dusty Jade
透明感で輪郭をやわらげたい方に。厚みのある形を、くすみのある色で取り入れたいときの候補です。
Black Mirror
黒いフロントをはっきり見せたい方に。クリアなテンプルから見える金属装飾も楽しめます。
LECLAIRの魅力は、馴染みのあるウェリントンを、カットと厚みで立体的に仕上げていること。小ぶりなレンズを選びたい方にも、いつもの黒縁やべっこう柄から少し変化をつけたい方にも、細部を見比べていただきたいモデルです。
店頭では、正面だけでなく横や斜めからの印象もぜひご確認ください。掛け心地やレンズの仕様についても、お気軽にご相談ください。
※在庫状況は随時変動します。最新の価格・販売状況は各商品ページまたは店頭でご確認ください。
※生地の柄には個体差があります。撮影時の光や画面の設定によって、実物と色の見え方が異なる場合があります。
※同じモデル・フレームカラーでも、レンズや金属パーツの仕様が異なる展開があります。
記事の参考資料・確認範囲
- JACQUES MARIE MAGE|La Maison設立年、創設者、ブランドの背景。
- JACQUES MARIE MAGE|LECLAIR1950年代風のウェリントン、10mm生地、寸法、5枚蝶番、Black Mirrorのフレーム仕様。表示されるカラーにより仕様欄が変わります。
- Optique HARUTA|LECLAIR 新入荷(2024年6月26日)2024年新作という紹介、名前の由来、テレビジョンカット。名称の背景はブランド公式での明記を確認できていません。
- JACQUES MARIE MAGE|LECLAIR RXBlack Mirrorのクリア外層/ブラック内層と金属パーツ、同色でレンズ仕様が異なる展開。
情報確認日:2026年9月20日。寸法と構造はブランド公式の商品説明を基準にしています。Brecciaのレンズ仕様は、当店の商品情報を基準にしています。世界での厳密な初公開日・初出展会は確認できていません。


