JACQUES MARIE MAGEを愛する著名人たち
映画、音楽、ファッション。それぞれの世界で独自のスタイルを築いてきた人たちは、どんな眼鏡を選んでいるのでしょうか。
JACQUES MARIE MAGE(ジャック・マリー・マージュ、以下JMM)の魅力は、厚みのあるアセテートや精緻な金属装飾、そして音楽や映画、美術と結びついたデザインにあります。掛ける人の服装や佇まいと重なることで、同じブランドの眼鏡にも異なる表情が生まれます。
今回は、パティ・スミス、トム・クルーズ、ブラッド・ピット、ジェフ・ゴールドブラム、ナオミ・キャンベルの着用例をご紹介します。代表作や活動を振り返りながら、写真のスタイリングと、それぞれが選んだモデルのつくりを見ていきましょう。
01 / PATTI SMITHパティ・スミスとDEALAN
音楽と言葉を、一本の眼鏡に
パティ・スミスは、歌手、詩人、作家として活動するアメリカのアーティスト。1975年のデビューアルバム『Horses』では、詩の朗読を思わせる言葉とロックを結びつけ、ニューヨークのパンク・シーンに大きな影響を与えました。
音楽に加え、写真家ロバート・メイプルソープとの若き日々を綴った回想録『Just Kids』も代表作です。音楽、文学、写真が地続きになった彼女の活動は、眼鏡のコラボレーションにも息づいています。
プロフィール・代表作:Rock & Roll Hall of Fame

白いシャツとジャケットに、輪郭のある黒縁を
公式ビジュアルでは、白いシャツにダークトーンのジャケットを重ね、胸元にクロスのペンダント、手元にはリングを合わせています。長い髪を自然に下ろした装いのなかで、DEALANの少し吊り上がった目尻と厚いリムが、顔まわりの輪郭をはっきりさせています。
装飾をたくさん足さずとも、眼鏡がひとつのアクセサリーとして効いている。ジャケットのきちんとした印象に、DEALANの鋭さが加わった組み合わせです。
『Horses』50周年に生まれた、特別なDEALAN
このモデルは、単なる着用アイテムではありません。『Horses』の発表50周年を記念し、パティ本人とJMMが手がけたコラボレーションです。ベースはブランドを代表するDEALAN。目尻がわずかに上がる輪郭に、彼女の音楽と言葉を反映した細工を加えています。

COLLABORATION DETAILS
- 矢尻型のフロントピンにブラッドストーン。 JMMの象徴的な装飾に、石の表情を加えています。
- 芯金には「Land」の歌詞を刻印。 テンプルの内部に、作品とのつながりを忍ばせています。
- テンプル内側には本人のサイン。 シルバーの箔押しで、コラボレーションの印が添えられています。

パッケージにも『Horses』の肖像写真や、本人の手書きの歌詞・写真を収めた冊子などを取り入れています。フレームだけでなく、手に取る体験全体を通じて、パティ・スミスの創作に触れられるコレクションです。
コラボレーションの背景・仕様:Patti Smith for Jacques Marie Mage
通常のDEALANにも通じる、厚みとシャープな目尻
DEALANの形そのものを見てみると、四角いレンズの輪郭に、目尻を少し持ち上げたラインが組み合わされています。当店が扱ってきた通常仕様のDEALANでも、この形と厚みを確認できます。

10mm厚のアセテート生地からつくられる立体的なフロントは、斜めから見ると厚みがよく分かります。正面ではすっきりした輪郭、横からは生地のボリューム。その両方があるからこそ、シンプルなシャツやジャケットにも、顔まわりだけで変化をつけられます。
02 / TOM CRUISEトム・クルーズとEVANS
黒いスーツに、ダブルブリッジの存在感
トム・クルーズは、アメリカを代表する映画俳優の一人。『トップガン』で世界的な人気を得て、『レインマン』では人間関係を描くドラマにも出演。『ミッション:インポッシブル』シリーズのイーサン・ハント役では、長くアクション映画の中心に立ち続けています。
『トップガン マーヴェリック』でも印象的だったのが、衣服やサングラスまで含めたスターとしての佇まい。スクリーンを離れた装いでも、顔まわりのアイテムが目に留まります。
代表作:Academy「Essential Tom Cruise Movies to Watch」

色を抑えることで、フレームの形を際立たせる
写真では、黒いジャケットに黒いシャツを合わせた、まとまりのある装い。そのなかで存在感を放つのが、眉の下を横へ走るEVANSの上部ラインです。濃色の服に溶け込むフレームのなかで、金属部分が光を拾い、目元にアクセントをつくっています。
ネクタイを使わず、シャツの襟元を開けたバランスもポイント。スーツの端正さに、大きめのサングラスの力強さが加わっています。
EVANS|1960年代を思わせる、ゆとりのある一本
EVANSは、1960年代のアイウェアから着想を得たモデル。左右のレンズの間に上下2本の橋を架けるダブルブリッジが特徴です。角を丸めた大きなレンズを厚みのあるフレームで囲み、クラシックなパイロット型を思わせる表情に仕上げています。

公式ではゆとりのあるフィットとして紹介され、レンズ幅55mm、ブリッジ幅17mm、テンプル長146mm。10mm厚のアセテートを使ったフロントに、矢尻型のピンやテンプルの芯金を組み合わせています。
横に長いラインが顔まわりを引き締めるので、無地のシャツや落ち着いたジャケットとも相性のよいデザイン。トムの着用例は、服の色数を絞るとフレームの構造が際立つことを教えてくれます。
モデルの背景・寸法:JMM公式 EVANS
03 / BRAD PITTブラッド・ピットとJAGGER
デニムに重ねる、繊細なメタルの光
ブラッド・ピットは、『セブン』『ファイト・クラブ』などで知られるアメリカの俳優。端正な佇まいだけでなく、危うさやユーモアを感じさせる役柄でも存在感を発揮してきました。
クエンティン・タランティーノ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』では、スタントマンのクリフ・ブースを演じ、アカデミー賞助演男優賞を受賞。肩の力が抜けた姿にも目を引く魅力がある俳優です。
代表作・受賞歴:Biography.com
デニムとタイの間をつなぐ、軽やかなサングラス
この日のブラッドは、デニムのジャケットにシャツと淡いピンクのタイを合わせています。カジュアルな素材を使いながら、首元にはきちんとした要素を残す。そのバランスに、細いメタルフレームのJAGGERがよくなじんでいます。
大きめのレンズでも、フレームが細いため表情が隠れすぎないのが印象的。デニムのざっくりした質感に対して、眉まわりの金属の光沢が、装いに繊細さを加えています。
JAGGER|1970年代後半のムードをまとうアビエーター
JAGGERは、1970年代後半を着想源とした、大ぶりなチタン製アビエーター。レンズを囲む細いラインと、立体的なブリッジ・ブロウバーの組み合わせが特徴です。鼻元と眉の位置に走る金属部分には、アール・デコを思わせる造形を取り入れています。

フレームにはチタンを採用し、丁番は一体型のモノブロック構造。テンプルの先端には、手作業によるエポキシの彩色が施されています。大きな形に目を奪われますが、小さなパーツにも見る楽しみがあるモデルです。
レンズ幅58mm、ブリッジ幅14mmというゆったりしたサイズ感も魅力。Tシャツやデニムには上品なアクセントとして、ジャケットには少し自由な雰囲気を添える一本です。
モデルの背景・構造・寸法:JMM公式 JAGGER
04 / JEFF GOLDBLUMジェフ・ゴールドブラムとJEFF
華やかな服を受け止める、横長の黒縁
ジェフ・ゴールドブラムは、『ザ・フライ』や『ジュラシック・パーク』などで知られるアメリカの俳優。独特の間を持つ話し方と、知性やユーモアを感じさせる演技で、作品に強い印象を残してきました。
ジャズピアニストとしても活動しており、音楽の場でも独自の存在感を発揮しています。柄や光沢のある服を自然に着こなす姿には、俳優としての華やかさと、音楽家らしい遊び心が感じられます。

光沢のあるジャケットと、太いフレームの対比
写真では、細かな装飾のある淡いブルー系のジャケットに、白いシャツと柄のタイを合わせています。素材も柄も華やかですが、目元の太い黒縁が、顔まわりをきりっと引き締めています。
横長のレンズは、目元の表情を残しながら存在感を出せる形。フレームの直線的な輪郭と、ジャケットの細かな模様が対照をなしています。
JEFF|本人の名を冠した、低めのレクタングル
JEFFは、Jeff Goldblum for JMMのコレクションに属するモデル。縦幅を抑えた長方形のシルエットに、アセテートの厚みを持たせています。正面からは端正に、斜めからは彫刻のようなボリュームを感じられる形です。

現在の公式仕様では、10mm厚のアセテート、7枚丁番、細かなヘアライン加工を施した芯金などを採用。フロントのアローヘッドと合わせて、横顔や内側にも金属のディテールが続きます。
華やかな服に合わせれば装いを引き締め、無地のニットやシャツに合わせれば眼鏡そのものが主役になる。ジェフ本人の着こなしからも、太い黒縁を「控えめな脇役」として使う面白さが伝わってきます。
現行モデルの仕様:JMM公式 JEFF GOLDBLUM FOR JMM: JEFF
05 / NAOMI CAMPBELLナオミ・キャンベルとTWINS
顔まわりで魅せる、大胆なバタフライ
ナオミ・キャンベルは、1990年代のスーパーモデル・ブームを象徴する存在。数々のランウェイやファッション誌で活躍し、歩き方やポージングも含めて、一目で分かるスタイルを築いてきました。
ジョージ・マイケルの「Freedom! '90」のミュージックビデオへの出演や、その楽曲に合わせてモデルたちが並んだヴェルサーチの1991年秋冬ショーは、当時のファッションを語るうえで欠かせない場面です。ロンドンのV&Aでは、そのキャリアを振り返る展覧会「NAOMI: In Fashion」も開催されました。
代表的な活動:V&A「Top 10 Naomi Campbell looks」/「NAOMI: In Fashion」

黒い服と長い髪に、上へ広がるシルエット
写真で目を引くのは、目尻へ向かって大きく広がるサングラス。黒い服と長く下ろした髪を背景に、フレーム上部の大胆なカーブが際立っています。顔まわりのアクセサリーを増やさなくても、眼鏡ひとつで十分な華やかさがあります。
口元や表情をしっかり残しながら、目元には強い輪郭をつくる。大ぶりな眼鏡を、自分のスタイルの一部として取り入れた着用例です。
TWINS|映画『シャイニング』から生まれた造形
TWINSは、Stanley Kubrick by JMMのコレクションから生まれたモデル。スタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』に登場する双子から着想を得ています。

蝶の羽を思わせる大きなバタフライ型のフロントに、カーブを持たせたテンプルを組み合わせたデザイン。公式では幅広のフィットとして案内され、レンズ幅56mm、フレーム全幅153mmと、顔まわりにしっかりと存在感をつくるサイズです。
JMMには、日常になじむクラシックな形だけでなく、映画のイメージを大胆な造形に置き換えたモデルもあります。TWINSは、その振り幅を楽しめる一本。ナオミのように服をシンプルにまとめると、曲線の美しさがより印象に残ります。
デザイン・寸法:JMM公式 TWINS/背景:Stanley Kubrick by Jacques Marie Mage
MORE FRIENDS OF JACQUESほかにも、JMMを着用する著名人たち
JMMから届いた「Friends of Jacques」の案内では、次の著名人の着用も紹介されています。今回は掲載できる着用写真をご用意できませんでしたが、ブランドから寄せられたモデル情報としてご紹介します。
| 著名人 | 主な活動・代表作 | 紹介されたモデル |
|---|---|---|
| 細野晴臣 | 音楽家/はっぴいえんど、YMO | DINO |
| ルイス・ハミルトン | F1ドライバー | BELVEDERE |
| ラミ・マレック | 俳優/『ボヘミアン・ラプソディ』『MR. ROBOT』 |
DREAMER 10Y ZEPHIRIN |
| アンドリュー・ガーフィールド | 俳優/『アメイジング・スパイダーマン』『tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!』 | ZEPHIRIN |
また、写真でご紹介したトム・クルーズについては、EVANSに加えてKAINEの着用も案内されています。
着用モデル情報:JMM「Friends of Jacques(September 2026)」、2026年10月6日付の案内。上表およびKAINEは、公開写真との照合を行えた着用例とは区別して掲載しています。
それぞれの個性に重なる、JMMの眼鏡
パティ・スミスのシャツとジャケット、トム・クルーズの黒いスーツ、ブラッド・ピットのデニム、ジェフ・ゴールドブラムの華やかな装い、ナオミ・キャンベルの大胆な目元。同じJMMでも、選ぶ形と合わせる服によって、見え方は大きく変わります。
好きなアーティストの着用をきっかけに、フレームの厚みや曲線、小さな金属装飾にも目を向けてみてください。ご自身の服装に重ねたときに、どんな表情になるかを想像するのも、眼鏡選びの楽しみです。
掲載情報の確認:2026年10月7日。商品写真はモデルの形状・ディテールを紹介するもので、着用品と仕様が異なる場合があります。
JACQUES MARIE MAGEの現在の取扱商品は、
DOWNTOWNオンラインストアでご覧いただけます。