日本が世界に誇る〈YOSHINORI AOYAMA〉芸術性溢れる一本“YA-004”の魅力
YOSHINORI AOYAMA(ヨシノリ アオヤマ)は、デザイナーの青山嘉道氏が2023年に始動した日本のアイウェアブランドです。相反する要素を一つのフレームに取り込む「アンビバレンス」を掲げ、チタンを使った立体的な構造を福井県鯖江市で形にしています。
ブランドを象徴するモデルの一つが「YA-004」です。ラウンド型の眼鏡に偏光レンズのクリップを重ねると、立体的なサングラスへ切り替わります。柔らかな曲線と直線的な骨組みを同時に見せる設計です。
この記事では、YA-004の造形、クリップオン機構、素材と付属品を、写真とともに詳しくご紹介します。
DESIGNER
青山嘉道氏の経歴と、国際的な評価の背景。
AMBIVALENCE
相反する形を、チタンの立体構造へまとめる発想。
CLIP-ON
眼鏡と偏光サングラスを切り替えるYA-004の機構。
◎眼鏡の概念を超える、唯一無二の造形美

ラウンド型の眼鏡に、直線で構成した偏光レンズクリップを重ねたYA-004
YOSHINORI AOYAMAを手掛けるデザイナー、青山嘉道氏。家業である老舗「青山眼鏡」で研鑽を積みながら、鯖江市が主催するSSIDデザイン講座でデザインへの感性を磨きました。
その後、近未来的で立体的な造形を特徴とする「FACTORY900」を立ち上げ、ブランド運営からデザインまで幅広く牽引しました。フランス・パリで開かれる世界最大級のアイウェア展示会「SILMO PARIS」では、優れたアイウェアに贈られるシルモドールを受賞。国内外で複数のデザイン賞を獲得しています。
青山氏が手掛けるフレームは、立体的な構造と大胆な輪郭によって、掛ける人の表情を引き立てます。彫刻を思わせる造形と、アイウェアとしての機能性を一つにまとめていることが特徴です。

ブランド名を細く刻んだテンプル。大きな装飾ではなく、構造そのものがYA-004の個性を伝えます。
◎「アンビバレンス」を形にするチタン構造

丸いリムの前に角のあるクリップを重ね、異なる輪郭を一つの正面へまとめる
2023年のデビュー以来、YOSHINORI AOYAMAが掲げているコンセプトは「アンビバレンス」です。青山氏が向き合うのは、「想像と破壊」「未来と過去」「調和と不調和」といった相反する要素。一つのフレームの中で両方を生かし、既存の眼鏡とは異なる形を提示しています。
この発想を支えるのが、チタンへの探究と精密なメタルワークです。建築物の骨組みを思わせる立体構造を、細い線と面の組み合わせで形にしています。
製造工程は、世界有数の眼鏡産地である福井県鯖江市で完結します。デザインの複雑さを製品として成立させるには、各部の寸法、角度、接合をそろえる職人の技術が欠かせません。

曲線と直線のあいだ
ラウンド型のリムは顔まわりを柔らかく見せます。その上を水平のトップバーと角のある智元が横切り、輪郭を引き締めます。
◎眼鏡とサングラスを切り替える「YA-004」

眼鏡本体と偏光レンズクリップ。必要に応じて二つの使い方を選べる
YA-004の中心にあるのは、ラウンドシェイプの柔らかな曲線と、直線的な構造の組み合わせです。眼鏡として使用でき、付属の偏光レンズクリップを装着するとサングラスへ切り替わります。
着想源は、パリのエッフェル塔を思わせる建築の構造です。フロント両端の智を面で埋めず、骨組みのように構成。意図的に残した余白が、正面と横顔に奥行きを作ります。
正面から見ると、眼鏡本体とクリップのブリッジが重なり、一つの造形として完結します。メタルの鋭い線をラウンドレンズが和らげるため、個性的な構造でも表情へなじみやすい設計です。小ぶりなサイズ感も、掛けたときの収まりを整えています。
2-WAY
眼鏡とクリップオンサングラスを、一つのフレームで切り替え。
POLARIZED
付属クリップには、反射光を抑えて視界を整える偏光レンズを採用。
TITANIUM
立体構造を細く精密に形づくるチタン製メタルワーク。
MADE IN SABAE
複雑な形を掛けられる製品へ仕上げる、福井県鯖江市での製造。
◎6枚の写真で見る、YA-004のディテール
面を埋めず、建築の骨組みのように空間を残しています。
温かみのあるリムと硬質なトップバーが、形の差を色でも示します。
路面やガラスなどから入る反射光を抑え、まぶしさを軽減します。
眼鏡本体とクリップの線が正面で重なり、奥行きのある中央部を作ります。
鼻への当たりを調整しやすく、フレームを安定させます。
メタルフレームを思わせる外箱と、上質な質感の眼鏡ケースが付属します。
◎まとめ|曲線、直線、余白を一つにしたクリップオン
YA-004は、ラウンド型の眼鏡、直線で構成したトップバー、骨組みのような智元、偏光レンズクリップを一つの設計へまとめています。クリップを外したときと装着したときで印象は変わりますが、どちらにもブランドの「アンビバレンス」が表れています。
写真では、全体の輪郭だけでなく、ブリッジの重なり、ローズゴールドとブラックの対比、細部の接合までご覧ください。立体構造の精密さは、正面、斜め、横と見る角度を変えるほど明確になります。