EYEVANの5レーベルは何が違う?EYEVAN 7285・10 eyevan・E5 eyevan・Eyevolまで徹底解説
「EYEVANとEYEVAN 7285は何が違う?」「10 eyevanやE5 eyevan、Eyevolはどんな位置づけ?」と疑問に感じたことはないでしょうか。
名前は似ていますが、5つのレーベルはそれぞれ異なる思想から生まれています。共通しているのは、日本の精密なものづくりと、アイウェアを単なる視力矯正器具で終わらせない美意識。そのうえで、ファッション、工芸性、パーツ、機能、アクティブシーンのどこに重点を置くかが大きく異なります。
今回は、EYEVANをルーツに持つ5レーベルの特徴と違いを、初めての方にもわかりやすく解説します。
◎まずは5レーベルの違いをひとことで
| レーベル | 核となる考え方 | 主な魅力 | こんな方におすすめ |
|---|---|---|---|
| EYEVAN | 着る眼鏡 | ファッション性と日常性のバランス | 普段の装いに自然に取り入れたい方 |
| EYEVAN 7285 | 現代の工芸品 | 技巧的なディテールと高い工芸性 | 構造や細部まで味わいたい方 |
| 10 eyevan | 美しい道具 | 吟味された特別なパーツと素材 | 静かな上質さや素材美を求める方 |
| E5 eyevan | 本質的な機能性 | 実用性、調整のしやすさ、耐久性 | 毎日快適に使える眼鏡を重視する方 |
| Eyevol | 日常とアクティブシーンの融合 | 軽さ、フィット感、スポーツ対応力 | 街でもスポーツでも使いたい方 |
ここからは、それぞれの背景と魅力をもう少し詳しく見ていきましょう。
◎1. EYEVAN|ファッションとして楽しむ「着る眼鏡」
EYEVANは1972年、「着る眼鏡」をコンセプトにスタートした、日本初のファッションアイウェアブランドです。眼鏡を視力矯正のためだけの道具ではなく、洋服と同じように装いをつくる存在として提案しました。
2003年に一度展開を休止したのち、2018年に再始動。豊富なアーカイブをベースに現代的な解釈を加え、クラシックを軸にしながら、その時代の空気を感じさせるコレクションを展開しています。
5レーベルのなかでは、ファッション性と日常の使いやすさのバランスに優れているのが特徴です。プラスチック、メタル、コンビネーションと選択肢も幅広く、初めてEYEVANの世界に触れる方にも選びやすいレーベルといえるでしょう。
おすすめの方:服装に自然に馴染む上質な眼鏡を探している方/クラシックと現代性の両方を楽しみたい方
◎2. EYEVAN 7285|細部に宿る「現代の工芸品」
EYEVAN 7285は、EYEVANが残したアーカイブとクラフトマンシップを受け継ぎながら、新たなデザインチームが「今、本当に美しいと思えるもの」を形にするコレクションとして2013年に始まりました。
デザインソースは、古い眼鏡だけではありません。望遠鏡や手鏡、道具、建築物、自然物など、さまざまなものから得た着想をブレンドし、一本の眼鏡へ落とし込みます。
福井県鯖江市の熟練職人による手仕事と最新の機械加工を組み合わせ、完成までに約400もの工程を要するモデルもあります。一見すると端正でシンプルですが、近くで見るほど彫金、構造、面の取り方といった技巧的なディテールが現れる。その奥行きこそがEYEVAN 7285の魅力です。
EYEVANが「装いに取り入れやすいファッションアイウェア」だとすれば、EYEVAN 7285は、眼鏡そのものの構造や工芸性まで鑑賞したくなるレーベルです。
おすすめの方:細かなディテールに惹かれる方/工芸品のような眼鏡を長く愛用したい方
◎3. 10 eyevan|10種の特別なパーツでつくる「美しい道具」
10 eyevanは、EYEVANデザインチームのデザイナー・中川浩孝氏が「美しい道具」をコンセプトに生み出したレーベルです。2017年にローンチされ、純粋に美しいと思えるデザインと機能性を、10種の特別なパーツによって具現化しています。
発想の出発点は、「美しい道具は、美しいパーツの集合体である」という考え方。3年以上をかけて各パーツを吟味し、βチタン製のトルクスネジ、天然貝のシェルパッド、Silver925や18Kゴールドを用いたバランサーなど、通常は目立ちにくい部分まで徹底して作り込みます。※採用されるパーツや素材はシリーズ、モデルにより異なります。
デザインは極めてミニマル。それでも掛けたときに独特の品格が生まれるのは、線の細さ、重量バランス、素材の質感まで緻密に整えられているからです。ロゴや装飾で主張するのではなく、道具としての完成度で魅せるレーベルです。
おすすめの方:ミニマルなデザインが好きな方/素材やパーツまで吟味して選びたい方
◎4. E5 eyevan|眼鏡の本質的な機能を追求
E5 eyevanは2021年に始動した、本質的な機能性を追求するレーベルです。生物学の思想である「Form follows role and purpose(形態は役割、目的に従う)」から影響を受け、形のための装飾ではなく、眼鏡として必要な役割からデザインを組み立てています。
ブランドを支えるのは、次の5つの要素です。
- Practical:日常生活の必需品として実用的であること
- Functional:不要な装飾をそぎ落とし、機能に必然性があること
- Reliable:着用や調整の際にもストレスが少なく、安心して扱えること
- Flexible:年齢や性別を問わず、骨格に合わせて調整しやすいこと
- Durable:壊れにくく、機能とデザインを長く保てること
機能性を重視する点ではEyevolと似ていますが、方向性は異なります。E5 eyevanが重視するのは、毎日使う眼鏡としての実用性、調整のしやすさ、耐久性。スポーツ用途に限らず、日常の視力矯正用フレームとして快適に使い続けることを考えた設計です。
おすすめの方:軽快な掛け心地や調整のしやすさを重視する方/装飾よりも機能の必然性に惹かれる方
◎5. Eyevol|日常とスポーツの境界をなくすアイウェア
Eyevolは2017年、EYEVANのデザイン思想を受け継ぎながら、ファッション、スポーツ、アウトドアをボーダレスに楽しむためのライフスタイルアイウェアとして誕生しました。その名には「EYEVAN + Evolution(進化)」という意味が込められています。
クラシックで普遍的なルックスをベースにしつつ、軽量でバネ性に優れたTR-90素材、グリップ力を高めるTPEラバー、骨格に合わせて微調整できるノーズパッドなど、アクティブな場面に対応する機能を搭載。スポーツサングラスにありがちな強い見た目を抑え、街の装いにも馴染むデザインに仕上げています。
E5 eyevanが「日常の眼鏡に必要な本質的機能」を掘り下げるのに対し、Eyevolは「日常からアクティブシーンまでを一本でつなぐ」ことが得意です。ゴルフ、ランニング、ドライブ、アウトドアなど、動きのある場面でもデザインを妥協したくない方に適しています。
おすすめの方:スポーツと普段使いを一本でカバーしたい方/軽さやズレにくさを重視する方
◎結局、どのレーベルを選べばいい?
迷ったときは、ご自身が眼鏡に何を求めるかを基準にすると選びやすくなります。
- ファッションと日常性のバランスなら:EYEVAN
- 工芸的なディテールや構造美なら:EYEVAN 7285
- パーツと素材を極めたミニマルな一本なら:10 eyevan
- 日常の眼鏡としての本質的な機能なら:E5 eyevan
- スポーツやアウトドアまで使うなら:Eyevol
どのレーベルにも共通しているのは、見た目だけでなく、掛ける道具として真摯に作られていること。違いを知ると、似た名前の奥にあるそれぞれの個性が見えてきます。
DOWNTOWNでは、EYEVAN、EYEVAN 7285、10 eyevanを取り扱っています。写真だけでは伝わりにくいサイズ感や細部の作り、掛け心地も、ぜひ店頭で比べてみてください。